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小室直樹著『資本主義による革新』を読み終えて

2008年3月30日

今週の主な動き
23(日)
早朝散髪 午前中 読書抄録
午後 直方ライオンズクラブ50周年式典 講演
夕方 打上げ 二次会 三次会
24(月)
10:00 ライオンズ 黄色帽子ベル贈呈式
午後 西鉄グランドホテル新規顧客
夕方 顧客と会食 二次会
25(火)
6〜7:00 飯塚倫理モーニングセミナー
午前中 新規顧客
午後 障害者施設評議委員会
16:00 決算打合せ
18:30 ライオンズ新会員研修会 懇親会 二次会三次会
26(水)
8:28スタート ソロプチゴルフコンペ ブルーホワイト(〜13:00)
18:00福岡いずみ田 エフアンドエム関係会食 二次会
27(木)
午前中 ライオンズクラブ事務局
午前中 税理士会業務理事会
    理事会支部発表
19:00 古矢さんとスタッフ食事会
29(土)
午前中 パワー酸素カプセル
午前中 ウォーキング 嘉穂の湯
18:00 コンサルとスタッフ打合せ
19:30 食事会
久保白ダムウォーキング 101〜109回目
23(日)直方L50周年式典後の講演 島田洋七 ガバイばぁちゃん 大変面白かった
24(火)穂波Lレクレーション公衆安全委員会 飯塚市へ黄色帽ベル贈呈式(翌日新聞掲載)
25(水)夕方6:30 穂波L 新会員研修会 対象者51名
26(木) 8:28スタート ソロプチミストチャリティーコンペ スコア99で98位
小室直樹著『資本主義による革新』を読み終えて
 今や日本は未曾有の不況に見舞われている。著者によれば、日本は社会主義化した役人が支配し金融庁が低金利政策を実行して不況に。資本主義の精神が失われているため、大不況の中にいるのだと。又、情報革命に入って資本主義の姿に立ち返るチャンスだったのであるが、それにも立ち遅れてしまった。企業経営をしていく上で大変参考になると思うので、著者が書かれたキィワードに従って解説し感想を述べたい。
1)資本主義の精神
 社会主義国のソ連が崩壊し、ロシアが誕生した。ロシアは資本主義国を目指したが、うまくいっていない。資本主義にはなろうと思ったらすぐなれるのか?そうではないらしい。
 資本主義になるためには3つの精神が必要である。
① 労働それ自身を尊重する精神…労働は神聖な宗教儀礼であり、労働が人間生活の中で一番大切という考えである。
② 目的合理的精神…特定の目的達成の為にいかなる手段を選択すべきかを決める合理性が必要となる。そのためには計算の可能性が必要となる。より大事なことは組織の経理的複式簿記を取り入れれることである。
③ 利子利潤を正当化する精神…貨幣の追求をすることは倫理的にも道徳的にも正しいとする考えである。
2)資本主義化のための教育の重要性
 教育は社会化の一種である。社会化とは社会に適応する学習である。そのことに気づいた明治政府は、二宮金次郎が勤勉に働く姿(銅像)を通して資本主義教育を徹底した。その教育効果が出て日本は成長発し、優れた官僚を作った。これは1907年に初等教育(読み書きそろばん)の就学率100%を達成したことも大きな要因と考えられる。しかし、中国が科挙の精神を忘れ、一直線に堕落したのと同様に今では日本も受験戦争という根本的弊害によって難局に対応できない高級官僚をつくり、打つ手がことごとくはずれ大不況に陥っている。
3)エトス(考え・行動様式)の転換
 資本主義は「伝統主義」を否定して生まれてくる。つまり古いエトスを打破して新エトスを形成する。
4)行動的禁欲
 上記エトスの転換は大変困難が伴う。他の事柄の欲望を一切抑制して、そのエネルギーを一つのことに集中することをいう。明治の下級武士が、他の一切の欲望を抑制して勤王に集中した。このような行動的禁欲が新エトスを形成した。
5)前期資本
 賤民資本主義ともいう。前期資本には倫理性も規範性もない。従って貨幣を呼ばず、後には繋がらない。資本とは全く別ものである。
6)貨幣が貨幣を生む
 これぞ資本主義の本質。キリスト教の禁欲的プロテスタントが「呪術からの解放」を通じて価値の転換が行われた。しかし、日本においてはこの思想は定着していないと思う。
7)シュンペーターの革新理論
  シュンペーターによれば革新とは企業者による新結合の遂行による。その時、生ずるのが創業者利潤である。利潤の鍵は革新が不断に行われるか否かにかかっている。利潤こそ資本主義の存続条件であり、革新は資本主義の生命である。革新が連続的になされる限り資本主義は発展する。革新をもたらす企業者こそが資本主義発展の原動力である。新しいものを創造する企業者が資本主義の主役である。企業者は革新の担い手である。
1.新材質・新品質
2.新生産方法
3.新販路開拓
4.新しい供給源の獲得
5.新しい組織の実現
 この本を読んで、エトス(行動様式)の転換の大事さを感じた。人間誰しも慣れ親しんでいくと何もしない方が良いと思うようになる。戦後、日本は50年近く繁栄と平和をむさぼってきた。その長きにわたった平穏さの中に一石を投じたのがバブル崩壊ではなかったか。今では官僚というお役人の誘導に導かれた国民はバブル崩壊後、適切なアドバイスがないので国家全体が現状を打開できない人間と化した。官僚は多大な予算を投下したが、全く成果が現われず【失われた十年】と揶揄されている。
 特に、有能なはずの官僚が無能に成り下がり資金さえ投下すれば成果が出るものと社会主義化した自分たちの本質を忘れて資本主義から遠ざけようとしている。今、国民がしなければならないことは官僚に頼らないということだ。又、役所と関連のある仕事とは一線を画すべきである。そのような領域は原価意識を度外視した仕打ちが行われているはずである。まず国民一人一人がエトスの変換を行い資本主義精神の本質であるベンチャー精神を呼び起こすことである。
 シュンペーター流に言えば、新結合に向かっていかなければ利潤が段々となくなってしまうのである。現状を打開するにはエトスの転換しかない。特に今の世の中スピードの時代である。エトスの転換を次から次へとやっていないと企業の維持は難しい。企業のトップの仕事は次にやっていく時代を想像することである。つまり先見力と洞察力が要求される。そして戦略を立てなければならない。そうしたトップを変えるのがリーダーであり、トップの立てた戦略を理解しなければならないのがリーダーである。リーダーはスタッフにトップの戦略を説得する立場にある。そして綿密な計画を立案し、その目標に向かって機動的に行動しなければならない。本当に厳しい時代になってきている。

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